コヨーテ立ち話
桂さんは新聞記者ですね。経済新聞の文化部という、ちょっと変わった位置にいらっしゃるのかと思うのですけれど、どんなことを考えながらやっていらっしゃいますか。 経済新聞だから、という意識はあんまりないんですよ。そもそも私自身、経済新聞らしいこと…
波戸岡さん、本屋さんによく行くでしょ? しかもお子さんたちを連れて。目的はなんでしょうか。 図書館でいっぱい借りてくるということを、子供がちっちゃいときはよくやってたんですけど、本屋さんに行くということは、まずは背表紙を見にいくことだと思う…
佐々木さんは画家ですけれど、少し前から木彫をさかんに作っていらっしゃいますね。 2017年からですね。ちょうど5年。 どういうきっかけで作りはじめたんですか。 母が木彫作家だったんです。小さいころ、母が制作しているのをずっと横で見ていて、私も彫っ…
左右社の編集者、東辻さんです。ティム・インゴルドやレベッカ・ソルニットの翻訳書をはじめ、人文系のよい本をたくさん作っていらっしゃいます。東辻さん、旅行がお好きですよね。 はい。 ぼくが以前にアルバニアに行ったとき、アルバニアに行った人なんて…
ミネソタ州のマカレスター・カレッジで日本文学を教えているアーサー・ミッチェルさんです。研究のために日本に滞在中です。今回は、日本に何か月いらっしゃいましたか? ちょうど6か月です。 各地を旅行されたと思いますが、何か新しい発見はありましたか…
ひとり出版社コトニ社の後藤亨真さんです。その「文庫手帳2022」って何ですか。 ああ、これは筑摩書房が毎年出している文庫サイズのスケジュール帳で、たいして大きくないのでいろいろ書き込むことはできないのですが、ぼくくらいの仕事量にはちょうどいいん…
きょうは撮影をありがとうございました。はぎさん、写真の修行みたいなことは、どういうふうにされたんですか。 師匠【舞山秀一さん】に3年ついて、独立して今年9年目です。 撮るのはもっぱら人物ですか。 そうですね。人物がほぼほぼメインです。 ずいぶん…
小沼さんはライターのお仕事をされていますね。いちばんご興味のある分野は何でしょうか。 けっこういろんなことでライターをやっているんですけれど、いちばん興味があるのは本の分野ですね。 でも「本」てすごく広いじゃない。 はい(笑)。 本の中ではど…
鞍田さん、東京にいらしたのいつでしたっけ。 2014年です。もう8年ですから、大学を2回卒業した感じ(笑)。 関西圏と関東圏、雰囲気もちがうし人間関係もちがうと思うのですけれど、どうですか、そのあたりは? もともと関西は町の規模が小さいので、一人の…
山本さんは環境文学の研究者ですね。「自然活動」というか(笑)、山に歩きにいくとか海に泳ぎにいくとか、そんなこともお好きなんですか。 好きですね。いまは特にシュノーケリングをやってます。海亀が、いろんなところのアバターに使っているくらい好きで…
同僚の倉石さんは元横浜美術館の学芸員で、2007年に明治理工に美術史担当として来ていただきました。北海道の「写真の町東川賞」の審査員を務めていらっしゃいます。今年もそろそろ東川にいらっしゃるんでしたっけ? 東川、明日です。 東川町って、ぼくはイ…
清岡さんといえばカリスマ・フランス語教師、わが同僚です。外国語の勉強って、どうするのがいいんでしょう。 すぐできるのは音読かな。毎日10分が理想だけど、10分はけっこう長いので5分でも。もちろんシャドーイングとかオーヴァーラッピングを入れてもい…
この春までうちの大学院生だった中野行準くんです。藤枝静男についてのおもしろい論文で修士号をとり、いまは出版社でバイトをしながら本を読んでいます。このバイトもけっこう長くなったよね。 1年半ぐらいですかね。 どんな仕事をするんですか。 まあ、雑…
林真さんです。明治大学総合芸術系で一昨年修士号をとってから、作家兼独立研究者として活動しています。毎日どんなふうに暮らしていますか。 お昼ごはんをだいたい自分で作るようにしているんですよ。それから買い物に出て、散歩して、明日の昼と夜の何らか…
新しいシリーズをはじめることにしました。いろいろな人へのごく短いインタビューです。5分間の立ち話のつもりで、さらりと。お楽しみいただければさいわいです。 (聞き手=管啓次郎) ***** きょうお話をうかがうのは目黒区鷹番にあるSunny Boy Book…